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2016年9月21日 (水)

泣きたい夜もある@烏丸高辻 バー アイラモヒート

何度も出てくるから、常連なのかと思われているかも知れませんがーーというのも、一緒に行った時が初来店だった知人が、今ではちょこちょこ利用しているようで、たまに電話がかかってくるのですが、当日の、それも日付が変わりそうな時間帯だから無理で、それなのに今回は事前に連絡あり。

ここでは説明済みだけど、改めて書いておくと、インターフォンを押して扉を開けてもらうようなバーながら、一見だとダメということはなく、グループでの利用(ただし、ボックス席が空いていれば可能)だとか、ひどく酔っている様子であれば断られるけれど、大抵の場合は入店できます。

これは、常に一人で対応されているから無理からぬことで、さらには、一人で来店されるお客さんも多いわけで、それでもリラックスできる雰囲気を作るには、ある程度の線引きは必要との解釈もでき、だからこそ、そこに足を向けたくなるという、そういった“仕掛け”として作用しているはずです。

枕はこれくらいにしてなんて書いたら、前置きが長いのはいつものことでしょ、とツッコミが入るところだけど、この夜も、相談事があると持ちかけておきながら、一向に切り出さないから、もう解決したのかと思ったら、カウンターで顔を合わせて挨拶をする間柄のお客さんが気になった様子。

帰られたタイミングで、「実は」と話し始めたわけなんですが、自身の気持ちの上では、けりが付いていたのでしょう、淡々と事の次第を語るので、これは聞いて欲しいのだと理解して、時おり短く言葉を挟む程度のことはしても、頷きながら、ひたすら耳を傾け、その姿勢を終わるまで貫いた。

涙することがあっても、ただただ聞いている、そんなことで1時間は過ぎていったでしょうが、その途中で、空いたグラスを前に出したら、マスターは何も言わずに、それぞれの前におかわりを置いてくれて、このあたりの対応も、心得たものとはいえ、非常にスマートであり、大変うれしかった。

一通り話し終えたのかなと、内心では思ったけれど、そのことについて話し合うつもりも、こちらから何か言ったりするつもりもなければ、ましてや意見などするつもりなど毛頭なく、それでも、この場をどう収めたらいいのかと思案しているだろうと考えていたところで、お客さんが入ってきた。

ここで登場したのが、共通の友人というわけで、いつもとは違う雰囲気に、明らかに戸惑っているのが見て取れたけれど、「話を聞いてもらっている途中から、ちょっと取り乱しちゃって」と言ってから、これで切り上げたいという気持ちも分かったので、「乾杯しようよ」と呼応したのです。

大人だって、泣きたい時があるし、取り乱したと言っても、号泣したわけでも、声を荒げたわけでもなく、静かに涙を流した程度なのだから、マスターにしても、困ったなと、多少は思われたことだろうと思いはするけれど、態度からして持ち直すだろうと、しばし時間をくださったんだと思います。

こんな時は、次回の来店時に、「この前は」と切り出して謝るというのもありだとは思うけれど、場を乱したようなことがなければ、帰り際に頭を下げるくらいはするにしても、もう持ち出さず、飲み始めるというのがいいんじゃないかと、たぶん、それでいいと思うんですよ、改まる必要もなくて。

バーという場所には、そんな、懐の深いところがあると思っているのです。

アイラモヒート
京都市下京区烏丸通高辻下ル一筋目東入ル

烏丸通から、因幡薬師さんの灯篭を入ったところにあるラットンゾーロドーロさんと同じ建物内にあって、通路から奥に進み、インターフォンで呼び出すことになりますが、一見さんでも入店できます。

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